◆細川紙(ほそかわし)◆
細川紙は埼玉県のほぼ中央部、比企郡小川町及び秩父郡東秩父村で伝承
されている手漉き和紙です。細川紙の製紙技術は1978年に重要無形
文化財に指定されました。
この地では8〜9世紀ごろより紙を漉いていたという記録がありかつては
「小川紙」、「武蔵紙」と呼ばれていました。その後江戸時代の始まりと
ともに紀州高野山麓の細川村で漉かれていた細川奉書紙が江戸に伝わり重
用され、これと同様の紙を小川でも漉くようになったのが名前の由来のよ
うです。江戸という大消費地に近いこともあり大いに発展したと考えられ
ています。
細川紙の原料は楮(こうぞ)のみを使用しています。
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